

アロマテラピー検定って独学で受かるの?
近年、コロナ禍ということもあり、人気な資格のひとつでもある「アロマテラピー検定」。
でも「独学で合格できるの?どうやって勉強すればいいの??」
そんな疑問をいだいている人もいるかもしれません。
私の結論としては、
独学で十分合格が可能です!

それでは、今からその理由について説明していきますね。
この記事の信頼性
この記事を書いている私自身、アロマテラピー検定1級に独学一発合格。
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザーの資格を持っています。
アロマテラピー検定とは?

検定の主催者
アロマテラピー検定とは、
公益社団法人 日本アロマ環境協会(略称:AEAJ)が認定する資格のひとつです。
AEAJは、日本に数あるアロマの協会の中でも、内閣府から公益認定を受けています。
“公益社団法人”というところが安心できますね。

AEAJではアロマに関する資格を他にも取り扱っており、
まずはアロマテラピーの“基礎”知識を習得するための検定がこの「アロマテラピー検定」です。
「1級」と「2級」がある

アロマテラピー検定には「1級」と「2級」があります。
「1級」に合格すると、アロマテラピーアドバイザーからはじまり、
さらにプロフェッショナルな資格(アロマテラピーインストラクター、アロマセラピストなど)にチャレンジすることが可能となり、アロマテラピーのスペシャリストとして活躍できるチャンスが広がります。
まずは「1級合格」がファーストステップ

終身資格である
アロマテラピー検定は有効期限がない“終身資格”です。
一度取得すれば、更新不要で一生肩書きとして残すことができます。
もちろん履歴書の資格欄に記載できます!

どんな試験なの?

試験の概要
AEAJによると、以下の通りです。(2022年9月現在 )
実施日 | 5月・11月 |
申し込み期間 | 5月実施 /8月上旬〜9月上旬 11月実施/ 2月上旬〜3月上旬 |
受験料 | 2級/6,000円+税 1級/6,000円+税 1級・2級併願/12,000円+税(同日受験) |
試験方式 | インターネット試験(選択解答式) |
受験資格 | 年齢・経験などの制限なし |
試験スケジュールですが、毎年5月と11月の年2回実施されています。
申し込み期間が、11月実施分は8月から、5月実施分は2月から、とかなり早いので、
申し込みの際は、AEAJの公式サイトをチェックしてみてくださいね。
申し込み期間を過ぎてしまうと受験ができません。
申し込みは、AEAJマイページから行います。
AEAJマイページの登録方法については、こちらの記事に詳しく説明していますので、合わせて読んでみてくださいね。
≫AEAJマイページ登録できないを解決します(登録方法を丁寧に解説)
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「AEAJマイページ登録できない」を解決します(登録方法を丁寧に解説)
日本アロマ環境協会(AEAJ)のサービス、AEAJマイページ。 アロマテラピー検定の申し込みや会員更新の手続きなど AEAJに関する上で、避けては通れないツールとなっています。 ただ、いまいち登録の方 ...
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また、2020年からインターネット試験となり、
パソコンやスマートフォンでも受験が可能です。
インターネット試験は便利!
現在は、リアル会場での受験はないようです。

試験の内容
AEAJによると、以下の通りです(2022年9月現在 )。
2級 | 1級 | |
出題概要 | ■選択式問題 ・アロマテラピーに関する基礎知識 (公式テキスト1~4章) ・精油のプロフィール (対象11種類) ■香りのテスト (対象9種類) | ■選択式問題 ・アロマテラピーに関する基礎知識 (公式テキスト1~8章) ・精油のプロフィール (対象30種類) ■香りのテスト (対象17種類) |
出題数 | 55問 | 70問 |
試験時間 | 30分 | 35分 |
ご覧のように、「1級」と「2級」では、出題範囲が異なります。
「1級」の方が、出題範囲が広く、出題数も多いので、一見難しそうに感じますが、
大学生や社会人など、過去に勉強した習慣のある人であれば、
「1級」からチャレンジしてよいと思います。
1級からチャレンジしましょう!

気になる合格率
AEAJによると、以下の通りです(2022年9月現在 )。
合格基準:正答率80%
合格率:およそ90%
「およそ90%」の合格率であれば、10人に9人は合格しているという、非常に高い合格率です。
もちろん、まったく勉強しなければ合格は難しいですが、
“ある程度勉強すれば合格できる”というのがこの数字から読み取れますね。
この高い合格率には、AEAJの“検定の目的”が関係しているかと思います。
検定の目的:
アロマテラピーに関する正しい知識の普及・啓発およびその担い手となる人材の育成
アロマテラピー検定 公式テキスト 1級・2級より
アロマテラピー知識をまずは正しく、そして多くの人に身につけてほしい!
そんな願いもあって、高い合格率なのではないでしょうか。
臆することなく受験しましょう!

どうやって勉強すればいいの?

学習期間
AEAJの公式サイトにこんなデータがあります(2022年9月現在)。

このデータを見れば、少なくとも
“3カ月間”勉強すれば、十分に合格できることが分かりますね。
私も2ヶ月間は勉強しました!

学習方法
気になる学習方法ですが、とにかく、
「アロマテラピー検定 公式テキスト」「アロマテラピー検定 公式問題集」
この2冊をとにかく繰り返し学習することです。
AEAJも、出題は「アロマテラピー検定 公式テキスト」からであることを明記しています。
公式テキスト以外にも、アロマテラピー検定対策の参考書をいくつか見かけますが、
検定の主催者であるAEAJの公式テキストを使って学習するのが最も近道です。
実際にどんな問題が出たかはもちろんお伝えできませんが、
「アロマテラピー検定 公式問題集」は本番の試験に非常に近いものです。
問題を解き、間違えたところをテキストで復習する、
を徹底して繰り返せば、知識がしっかりと身についていきますよ。
私の場合、仕事と子育て(4歳・1歳)をしながらでも、
アロマテラピー検定1級に一発合格できました!

公式テキスト・公式問題集

先にお伝えしたとおり、
AEAJの公式のテキスト・公式問題集を購入することをおすすめします。
出題範囲は「アロマテラピー検定 公式テキスト」各章から構成されており、
本番の試験は「アロマテラピー検定 公式問題集」に非常に似ているからです。
公式テキスト各章は、以下のとおりです(2022年9月現在)。
1章 | アロマテラピーの基本 |
2章 | きちんと知りたい、精油のこと |
3章 | アロマテラピーの安全性 |
4章 | アロマテラピーを実践する |
5章 | アロマテラピーのメカニズム |
6章 | アロマテラピーとビューティ&ヘルスケア |
7章 | アロマテラピーの歴史をひもとく |
8章 | アロマテラピーに関する法律 |
精油のプロフィール |
出題範囲は、2級が「1~4章」、1級が「1~8章」となり、
精油のプロフィールは、2級が「11種」、1級が「30種」を対象としています。
まずは公式テキストの内容をしっかりおさえればOKです!
「アロマテラピー検定 公式問題集」は、1級・2級の練習問題が3題ずつあります。
間違えた箇所=苦手分野だったりもするので、
とにかく、公式問題集の練習問題を繰り返し解くことをおすすめします。
1級を受ける人でも2級の問題もしっかり解きましょう!

2020年以降はインターネット試験となっていますが、
それまでは会場受験で「マーク式解答用紙」に記入という形式だったため、
公式問題集の後ろのページには、練習用のマーク式解答用紙もついています。
試験時間を図りながら問題を解けば、本番さながらに学習ができますね!
注意が必要なのが、テキストや問題集の“改訂”です。
最新(2022年9月現在)は「2020年6月改定版」です。購入の際は注意しましょう。
香りテスト対策
どうしても対策が難しいのが、この「香りテスト」です。
冒頭でもお伝えしたように、試験の構成は大きく2つ。
「選択式問題」と「香りテスト」となっており、香りテストでは、
香りを嗅いで何の香りなのか
を解答する問題が出題されます。
出題数や点数の配分については明らかにされていません。

インターネット試験なのにどうやって香りを嗅ぐの?
と気になる人もいると思いますが、
試験の3週間前くらいに、AEAJから「香りテストで使用する資材」が送られてきます。
私のときは、香りが密封されたパウチのようなものが送られ、
試験当日に開封して何の香りかを解答する、という形式でした。

香りテストの対象精油は以下の通りです(2022年9月現在)。
2級 | 1級 |
スイートオレンジ | スイートオレンジ |
ゼラニウム | ゼラニウム |
ティートリー | ティートリー |
フランキンセンス | フランキンセンス |
ペパーミント | ペパーミント |
ユーカリ | ユーカリ |
ラベンダー | ラベンダー |
レモン | レモン |
ローズマリー | ローズマリー |
イランイラン | |
クラリセージ | |
グレープフルーツ | |
ジュニパーベリー | |
スイートマージョラム | |
ベルガモット | |
レモングラス | |
ローマンカモミール |
2級が「9種」、1級が「17種」を対象としています。
公式テキスト・問題集には、香りサンプルなどはついていないので、
香りテストの対策は別で必要です。
おすすめは、“精油セット”を購入すること。
たとえば、AEAJの法人正会員でもある生活の木などで
「エッセンシャルオイル入門セット」を販売しています。

沢山の精油を一度に購入するのはお金もかかって大変ですが、
こういった精油セットであれば、少量でもひと通りの種類の精油を入手することができますよ

精油セットを購入したら、ラベルを隠して香りを嗅ぐ練習を。
何の香りか分かるようにしてみましょう。
香りを覚えるときに役立つのが、公式テキストの
「精油のプロフィール」です。
それぞれの精油の香りの特徴を言葉で表現しているので、
実際の香りを覚えるときに参考になりますよ。
香りの特徴を意識してみましょう。

まとめ

アロマテラピー検定は、しっかり勉強すれば、独学で合格が可能です。
この検定を通して、アロマテラピーの基本をしっかりと学ぶことができますよ。
なによりも香りを“楽しみながら学習する”これがとっても大切です。
受験を考えている人は、ぜひ思いきってチャレンジしてみてくださいね!
