

ユーカリ精油の知識が知りたい…!
人気の資格の「アロマテラピー検定」では、
アロマテラピーについてはもちろん、
精油各種についての問題も多く出題されます。
ユーカリ精油は、
1級・2級の出題対象です。
今回はユーカリ精油について分かりやすくお伝えしますね。

独学で勉強している方や、
アロマテラピーに興味がある方の
お役に立てればうれしいです。
この記事の信頼性
この記事を書いている私は、美容・アロマ業界10年以上の元美容部員。
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザーの資格を持っています。
アロマテラピー検定1級に独学で一発合格しています。
この記事の読み方
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「☑ポイント」は、アロマテラピー検定で出題されやすい内容です。
しっかり読んでおきましょう。
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「ミニテスト」にチャレンジ!
できなかったところはもう一度読み返してみましょう。
-
「まとめ」で総復習。
知識を定着させましょう。
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主な特徴

主にオーストラリアに広く生息します。
生育速度が速く、樹高が50mから中には100mを超えるものも。
コアラが好きな葉っぱとしても有名ですね

ユーカリの種類は非常に多いのですが、
精油が抽出できるのはほんの一部の品種。
アロマテラピー検定で学習するのは
植物名が「ユーカリ・グロブルス」という品種です。
なお、その他に精油が採れるユーカリの学名としては、
「ユーカリ・ラディアータ」「ユーカリ・シトリオドラ」などがあります。
植物・精油データ
ポイント
-
植物名:ユーカリ・グロブルス
- 別名:ユーカリプタス
-
科名:フトモモ科
-
精油抽出部位:葉
-
精油抽出方法:水蒸気蒸留法
-
学名:Eucalyptus globulus
科名・精油抽出部位・精油抽出方法は絶対に覚えましょう。
別名「ユーカリプタス」も要チェック!

香り

清涼感のあるスーッとした
爽やかなシャープ感のある香りが特徴です。
科名から分かる香りの特徴
ポイント
“フトモモ科”の植物なので、爽やかでスッキリとした樹木の香りが感じられます。
アロマテラピー検定で出題される
「フトモモ科」の植物は
ティートリーとユーカリです

成分データ(一例)
1,8-シネオール / α-ピネン / リモネン
成分から分かる香りの特徴
ポイント
ユーカリには「1,8-シネオール」という成分が、
約60~75%と多く含まれています。
この「1,8-シネオール」は別名「ユーカリプトール」とも呼ばれ、
ユーカリならではの清涼感のある香りを特徴づけています。
アロマテラピー検定では
成分までは出題されないようですが
香りの表現が出題文で
出てくることがあります
香りの特徴は覚えておきましょう

出題範囲など、より詳しく知りたい方は
学習方法についての記事もどうぞ。
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期待できる効能

・心
スーッと鼻抜ける清涼感のある香りなので、
リフレッシュしたいときにおすすめです。
シャープで爽やかな香りなので、
頭をスッキリとさせたいときにも役立ちます。
・健康
ユーカリ精油の蒸気吸入により、鼻づまりが有意に軽減した、
という研究報告があります。
風邪をひいてしまったときや花粉症の季節に
体調をサポートしてくれそうです。
抗ウイルス、抗菌・抗真菌作用などにも期待ができます。
いくつかのウイルスを培養した細胞にユーカリ精油を添加したところ、
細菌やウイルスの活性化を抑制する作用がみられた
という研究報告があります。
また、ユーカリが含む成分「1,8-シネオール」には
筋肉痛や神経痛の緩和にも期待ができます。
精油の使い方

可能な使用方法
ポイント
芳香浴法 / 吸入法 / 湿布法
抗ウイルス、抗菌作用に期待ができるので、
ディフューザーやアロマスプレーを使った芳香浴を。
爽やかな香りでリフレッシュできるのはもちろん、
空気の清浄にも役立ちます。
鼻づまりがつらいときは
マグカップにお湯を張って精油を垂らす吸入法を。
スーッとした清涼感のある香りで
呼吸器系のトラブル緩和にも期待ができます。
筋肉痛や神経痛の緩和には湿布法を。
冷湿布であれば炎症や腫れを抑えるのに効果的といわれています。
ポイント
ユーカリ精油は、皮膚に炎症やかゆみといった
“皮膚刺激”に気をつけたい精油のひとつです。
使い方には注意が必要です。
アロマテラピー検定公式問題集でも
“皮膚刺激”のある精油として出題されています

特に敏感肌の人は刺激を感じる場合があるので、
肌への使用には注意が必要です。
それではミニテストに
チャレンジしてみましょう!

ミニテスト

Q1. オーストラリアの先住民族“アボリジニ”の人々がお茶として飲んでいた。
A.×
それは「ティートリー(=お茶の木)」のことです。
ユーカリもオーストラリアを原産とした種類が多くあります。
Q2. ユーカリの科名は「フトモモ科」である。
A.〇
「フトモモ科」の植物は他にティートリーがあります。
Q3. ユーカリの別名は「ユーカリプタス」である。
A.〇
ちなみに植物名はユーカリ・グロブルスです。
Q4. ユーカリの精油は「圧搾法」により、「葉」から抽出される。
A.×
精油は「葉」から抽出されますが、抽出方法は「水蒸気蒸留法」です。
Q5. ユーカリ精油はアロマトリートメントに活用することで、筋肉痛の緩和などに期待ができる。
A.×
ユーカリ精油には「皮膚刺激」があるとされているので、アロマトリートメントへの活用はおすすめできません。
全問正解できましたか?

まとめ

ポイント1
- 植物名:ユーカリ・グロブルス
- 別名:ユーカリプタス
- 科名:フトモモ科
- 精油抽出部位:葉
- 精油抽出方法:水蒸気蒸留法
ポイント2
“フトモモ科”の植物なので、爽やかでスッキリとした樹木の香りが感じられます。
ポイント3
ユーカリには「1,8-シネオール」という成分が、
約60~75%と多く含まれています。
この「1,8-シネオール」は別名「ユーカリプトール」とも呼ばれ、
ユーカリならではの清涼感のある香りを特徴づけています。
ポイント4
可能な使用方法
芳香浴法 / 吸入法 / 湿布法
ポイント5
ユーカリ精油は、
“皮膚刺激”があるので注意が必要です。
今回は、ユーカリ精油の基本知識について
AEAJ「アロマテラピー検定 公式テキスト1級・2級(2022年6月版)」
の内容を中心に引用し、まとめました。
公式テキストと合わせて問題集を繰り返し学習し、
知識を身につけましょう。
実際に、
ユーカリ精油の香りを試すのも大切です。
2級対策用の精油セットで、
なんの精油か嗅ぎ分ける
香りテスト対策もできますよ。
いろいろな精油の知識を
楽しく学んで
アロマテラピーにいかしていきましょう。
enjoy your aroma life!
