精油のプロフィール

レモン精油のプロフィール 【検定対策ミニテストつき】

2022年10月10日

アロマ子

レモン精油の知識が知りたい…!

人気の資格の「アロマテラピー検定」では、

アロマテラピーについてはもちろん、

精油各種についての問題も多く出題されます。

レモン精油は、

1級・2級の出題対象です。

今回はレモン精油について分かりやすくお伝えしますね。

Lilyy

独学で勉強している方や、

アロマテラピーに興味がある方の

お役に立てればうれしいです。

この記事の信頼性

この記事を書いている私は、美容・アロマ業界10年以上の元美容部員。

AEAJ認定アロマテラピーアドバイザーの資格を持っています。

アロマテラピー検定1級に独学で一発合格しています。

この記事の読み方

  • 「☑ポイント」は、アロマテラピー検定で出題されやすい内容です。

    しっかり読んでおきましょう。

  • 「ミニテスト」にチャレンジ!

    できなかったところはもう一度読み返してみましょう。

  • 「まとめ」で総復習。

    知識を定着させましょう。

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主な特徴

インドのヒマラヤ地方や、

中国東南部からミャンマー北部辺り

が原産とされています。

植物の歴史

ポイント

12世紀頃から、ヨーロッパに広まったのは、

十字軍の兵士が持ち帰ったことから

といわれています。

その後、イタリアを中心に

ヨーロッパでも栽培が盛んになりました。

現在は、さまざまな国や地域で

広く栽培されています。

日本だと

“瀬戸内レモン”

などが有名ですね

Lilyy

植物・精油データ

ポイント

  • 植物名:レモン

  • 科名:ミカン科

  • 精油抽出部位:果皮

  • 精油抽出方法:圧搾法

  • 学名:Citrus limon

科名・精油抽出部位・精油抽出方法は絶対に覚えましょう。

「圧搾法」とは…

レモンスイートオレンジといった

柑橘系の植物から精油を抽出する際に

使われる方法です。

果皮に含まれている精油を、

ローラーのような機械で圧搾し、

遠心法で水分を分離させることで

精油にします。

香り

柑橘らしいみずみずしく爽やかさがありながら、

柑橘の皮のようなワックス感もある香りが特徴です。

科名から分かる香りの特徴

ポイント

“ミカン科”の植物なので、爽やかで親しみやすい柑橘の香りが感じられます。

初恋の香りといえば

爽やかなレモン…?

Lilyy

成分データ(一例)

リモネン / シトラール / オクタナール / リナロール / デカナール

「リモネン」は、柑橘特有の成分

スイートオレンジグレープフルーツなどにも

含まれています。

成分から分かる香りの特徴

ポイント

「デカナール」という成分が、

柑橘の皮のようなワックス感のある

香りを特徴づけています。

期待できる効能

・心

フレッシュな香りから

リフレッシュしたいときに。

集中力アップにも

役立ちます。

また、うつ未病期の患者が

レモン精油の香りで、

抗うつ感や緊張や不安が軽減された

という研究結果もあります。

さっぱりとした香りが

気持ちも明るくしてくれそうです。

・健康

レモンの香りを嗅ぐと

唾液が分泌されることからも、

消化器系のサポートにも有効

されています。

・美容

リンパ系の活性化血流の流れをよくする

のにも役立つので、

アロマトリートメントなどに活用できます。

また、レモン精油が

ニキビの原因となるアクネ菌の活性化を

抑制したという研究結果も。

圧搾法で抽出したレモン精油は「光毒性」があるので、

日中に肌につけるのは控えましょう。

「光毒性」については

次で説明しますね。

Lilyy

精油の使い方

可能な使用方法

ポイント

芳香浴法吸入法湿布法トリートメント法手作りコスメ

集中して勉強するときや、

作業を行うときなどに

ディフューザーやアロマスプレーで芳香浴を。

リフレッシュ効果だけでなく、

抗菌作用による空気の清浄にも役立ちます。

その他にも、

「リモネン」の成分は親油性があり、

台所の油汚れなどのお掃除にも活用できます。

注意点

ポイント

“フロクマリン類”「ベルガプテン」

という光毒性」のある精油成分

が入っているので、注意が必要です。

「ベルガプテン」はフロクマリン類の中でも

最も強い光毒性作用をもつといわれています。

「光毒性」とは…

精油の成分が肌についた状態で紫外線に当たると、皮膚に炎症や色素沈着が起こる場合があります。

この反応のことを“光毒性”とよんでいます。

肌に触れる使用方法については、

やはり「光毒性」に注意が必要です。

なるべく夜の時間帯に活用しましょう。

アロマトリートメントでケアすれば

むくみ改善や足の疲れの緩和

にも役立ちます。

それではミニテスト

チャレンジしてみましょう!

Lilyy

ミニテスト

Q1. レモンは、十字軍の兵士が持ち帰ったことからヨーロッパに広まったといわれている。

A.

その後、イタリアを中心に

ヨーロッパでも栽培が盛んになりました。

Q2. レモンの科名は「レモン科」である。

A.×

レモンの科名は「ミカン科」です。

Q3. レモン精油は、ややワックス感のある柑橘の皮のような香りがする。

A.

「デカナール」という成分が、

柑橘の皮のようなワックス感のある香りを特徴づけています。

Q4. レモンの精油は「圧搾法」により、「果皮」から抽出される。

A.

基本的には「圧搾法」です。

「果皮」に含まれている精油を機械で圧搾し、

遠心法で水分を分離させることで精油にします。

Q5. レモンの精油には「皮膚刺激」が強いので注意が必要だ。

A.×

レモン精油の「皮膚刺激」は

比較的弱いとされています。

レモン精油で注意したいのは「光毒性」です。

アロマトリートメントや手作りコスメ

に活用する場合は夜のケアがおすすめです。

全問正解できましたか?

Lilyy

まとめ

ポイント1

12世紀頃から、ヨーロッパに広まったのは、

十字軍の兵士が持ち帰ったことから、といわれています。

ポイント2

  • 植物名:レモン
  • 科名:ミカン科
  • 精油抽出部位:果皮
  • 精油抽出方法:圧搾法

ポイント3

“ミカン科”の植物なので、爽やかで親しみやすい柑橘の香りが感じられます。

ポイント4

「デカナール」という成分が、

柑橘の皮のようなワックス感のある

香りを特徴づけています。

ポイント5

可能な使用方法

芳香浴法吸入法湿布法トリートメント法手作りコスメ

ポイント6

“フロクマリン類”「ベルガプテン」

という光毒性」のある精油成分

が入っているので、注意が必要です。

今回は、レモン精油の基本知識について

AEAJ「アロマテラピー検定 公式テキスト1級・2級(2022年6月版)」

の内容を中心に引用し、まとめました。

公式テキストと合わせて問題集を繰り返し学習し、

知識を身につけましょう。

実際に、

レモン精油の香りを試すのも大切です。

2級対策用の精油セットで、

なんの精油か嗅ぎ分ける

香りテスト対策もできますよ。

いろいろな精油の知識を

楽しく学んで

アロマテラピーにいかしていきましょう。

enjoy your aroma life!

Lilyy