

ペパーミント精油の知識が知りたい…!
人気の資格の「アロマテラピー検定」では、
アロマテラピーについてはもちろん、
精油各種についての問題も多く出題されます。
ペパーミント精油は、
1級・2級の出題対象です。
今回はペパーミント精油について分かりやすくお伝えしますね。

独学で勉強している方や、
アロマテラピーに興味がある方の
お役に立てればうれしいです。
この記事の信頼性
この記事を書いている私は、美容・アロマ業界10年以上の元美容部員。
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザーの資格を持っています。
アロマテラピー検定1級に独学で一発合格しています。
この記事の読み方
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「☑ポイント」は、アロマテラピー検定で出題されやすい内容です。
しっかり読んでおきましょう。
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「ミニテスト」にチャレンジ!
できなかったところはもう一度読み返してみましょう。
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「まとめ」で総復習。
知識を定着させましょう。
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もくじ
主な特徴

欧州原産とされている
多年草の植物です。
1750年代にイギリスで商業生産による
品種改良が進み、現在は、
アメリカが世界最大の生産国
とされています。
学名の意味
ポイント
学名の「piperita」とは
「コショウのような」という意味です。
ミントといっても
「スペアミント」「ハッカ」など
様々な品種がありますが、
アロマテラピー検定で学習するのは
植物名が「ペパーミント」という品種です。
「スペアミント」と「ウォーターミント」
の自然交配によって生じたといわれています。
『ギリシャ神話』によると…
『ギリシャ神話』の中に登場する妖精“メンタ”。
冥界の神“ハーデス”が恋をしてしまい、
“ハーデス”の妻が嫉妬して、“メンタ”を踏みつけますが、
ハーブとなって生まれ変わります。
そのハーブが「ペパーミント」だといわれています。
(諸説あり)
『ギリシャ神話』からも
ペパーミントの生命力を感じますね。

植物・精油データ
ポイント
-
植物名:ペパーミント
-
別名:セイヨウハッカ
-
科名:シソ科
-
精油抽出部位:葉
-
精油抽出方法:水蒸気蒸留法
- 学名:Mentha x piperita
科名・精油抽出部位・精油抽出方法
は絶対に覚えましょう。
別名は「セイヨウハッカ」
も要チェック!

香り

ミントならではのクール感のある
清々しい香りが特徴です。
科名から分かる香りの特徴
ポイント
“シソ科”の植物なので、すっきりとしたハーブ調の香りが感じられます。
成分データ(一例)
l(エル)-メントール / メントン / 酢酸メンチル / 1,8-シネオール / イソメントン
成分から分かる香りの特徴
ポイント
「l-メントール」を含むことにより、
あのミント特有のスーッとした香りがします。
その清涼感のある香りは、食品や医薬品、化粧品など、
さまざまなものに活用されています。
歯磨き粉やガムなどから
香のイメージがしやすいですね

期待できる効能

・心
スッキリとした清涼感のある香りに、
リフレッシュ効果が期待できます。
疲れた心に元気を与える抑うつ作用や、
集中力アップにもつながりそうです。
・健康
ペパーミントの香りを嗅ぐだけで、
体感温度が-4℃も下がった、という研究結果があります。
真夏の暑さ対策に、心地よい冷感をもたらしてくれます。
また、ペパーミントに含まれる「l-メントール」により、
頭痛の緩和に効果がある、という研究結果も。
その他
大学生20名を対象とした実験で、ペパーミント精油を一定期間吸入したところ、
昼間の眠気が有意に軽減した、という研究報告があります。
眠気で重たいまぶたをスッキリとされてくれそうです。
・美容
細菌の増殖を抑える
抗菌作用に期待ができるので、
デオドラントに活用できます。
精油の使い方

可能な使用方法
ポイント
芳香浴法 / 吸入法
抗菌作用に期待ができるので、
ディフューザーで空間を香らせれば、
空気の清浄に役立ちます。
また、お湯を張ったマグカップや洗面器などに
精油を垂らして蒸気から香らせる吸入法で、
花粉や風邪の鼻づまりの解消にも
一役買ってくれそうです。
ドライブ中のリフレッシュや
眠気対策にもおすすめですよ

注意点
ポイント
ペパーミント精油は、皮膚に炎症やかゆみといった
“皮膚刺激”に気をつけたい精油のひとつ。
使い方には注意が必要です。
皮膚刺激があるので、肌に使用する方法は活用を控えましょう。
それではミニテストに
チャレンジしてみましょう!

ミニテスト

Q1.ペパーミントの学名は「コショウのような」という意味がある。
A.○
学名は「piperita」
「コショウのような」という意味があります。
Q2. ペパーミントは別名「トウヨウハッカ」とも呼ばれている。
A.×
ペパーミントの別名は「セイヨウハッカ」です。
Q3. ペパーミントの科名は「コショウ科」である。
A.×
「コショウ科」はブラックペッパーなどです。
ペパーミントの科名は「シソ科」です。
Q4. ペパーミントの精油は「水蒸気蒸留法」により得られる。
A.○
精油の抽出部位は「葉」です。
Q5. ペパーミント精油は食品の香料としても使われており、飲用すると呼吸器系の炎症緩和に役立つ。
A.×
ペパーミントに限らず、精油を飲用するには大変危険です。
お湯に精油を垂らして蒸気から香りを楽しむ吸入法ならOKです。
また、ペパーミント精油には「皮膚刺激」があるので、肌につける行為も控えましょう。
全問正解できましたか?

まとめ

ポイント1
学名の「piperita」とは
「コショウのような」という意味です。
ポイント2
- 植物名:ペパーミント
- 別名:セイヨウハッカ
- 科名:シソ科
- 精油抽出部位:葉
- 精油抽出方法:水蒸気蒸留法
ポイント3
“シソ科”の植物なので、すっきりとしたハーブ調の香りが感じられます。
ポイント4
可能な使用方法
芳香浴法 / 吸入法
ポイント5
ペパーミント精油は、
“皮膚刺激”があるので注意が必要です。
今回は、ペパーミント精油の基本知識について
AEAJ「アロマテラピー検定 公式テキスト1級・2級(2022年6月版)」
の内容を中心に引用し、まとめました。
公式テキストと合わせて問題集を繰り返し学習し、
知識を身につけましょう。
実際のペパーミント精油の香りを試すのも大切です。
2級対策用の精油セットで、なんの精油か嗅ぎ分ける
香りテスト対策もできますよ。
いろいろな精油の知識を
楽しく学んで
アロマテラピーにいかしていきましょう。
enjoy your aroma life!
