

最近、寝つきがよくなくて…
“良い睡眠”におすすめなアロマってあるの?
夜遅くまでパソコン作業をしたり、
スマホを見ていたら
なんだか頭がさえて眠れない…
生活リズムの乱れやストレスなどから
熟睡できていない…
そんな風に感じている人も多いのでは?
そんな時はアロマが役立ちますよ。
特にヒノキのアロマがおすすめ。

実は、最近になり、
ヒノキのアロマが睡眠の質改善に役立った、
という発表がされました(2022年9月)。
今回は、それをふまえて説明していきますね。
この記事の信頼性
この記事を書いている私は、美容・アロマ業界10年以上の元美容部員。
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザーの資格を持っています。
仕事ではアロマに関する研究の調査やPRをしています。
もくじ
睡眠に関する基礎知識
日本人の現状は?

厚生労働省の調査によると、
男性の約37.5%、女性の約40.6%の
睡眠時間は6時間未満。
さらに、5人に1人は
「睡眠の質に満足していない」と感じているそう。
睡眠を妨げる理由として、
就寝前のスマホやゲーム
仕事や育児などの疲れやストレス
など、ライフスタイルの影響を強く受けているようです。
(令和元年「国民健康・栄養調査」厚生労働省 より)
睡眠不足によるリスク

主に、以下のようなことが考えられます。
1.ケアレスミスが増える
毎日の睡眠不足の積み重ねによる「睡眠負債」。
1日5時間の睡眠を1週間続けただけでも、
日中強い眠気を感じやすくなり、
結果、ケアレスミスが増えてしまった、という報告も。
2.免疫の低下や病気になりやすい
睡眠時間が5時間未満の人は、8時間睡眠の人に比べて、
風邪をこじらせて肺炎になるリスクが1.4倍もある、という報告も。
その他、糖尿病や高血圧、うつや認知症など、
睡眠が短くなるほど、病気のリスクが高まるそうです。
3.肥満になりやすい
睡眠時間が短くなるほど、
食欲を抑制し、満腹感をもたらすホルモンの分泌量が減少し、
肥満になりやすくなる、という報告も。

肌荒れや肩こりがしたり
イライラしやすかったり…
睡眠不足っていいこと何もない!
良い睡眠に必要な3条件

“良い睡眠”には
以下の3つが必要とされています。
1.量(睡眠時間)
十分な睡眠時間がとれているかどうか、
睡眠の「量」は大切な条件です。
全米睡眠財団が推奨している
睡眠時間は、15~65歳では、
8時間前後が理想的とされています。
2.質(安定した眠り)
なんだか寝つきが悪い…
夜中に何度か目が覚める…
ぐっすり熟睡できていないということは、
睡眠の質が低下している恐れがあります。
3.規則正しいこと(リズムやタイミング)
海外に行くと
“時差ぼけ”してしまいますよね。
人には「体内時計」があり、
「就寝」と「起床」のタイミングによって
調整されているからです。
この3つの条件がそろうことで、
“良い睡眠” をとることができます。
さらにアロマを上手に活用すれば
3条件に合わせて
“良い睡眠”のサポートができますよ

睡眠とヒノキのアロマに関する研究発表
概要
健康総合メーカー『富士産業株式会社』によると、
独自の天然精油を染み込ませた
シールタイプのアロマ芳香浴が、
睡眠改善などに対して効果があることを実証したそうです。
富士産業株式会社 プレスリリース (2022.09.06)@Pressより
概要
睡眠に不満がありストレスを感じている男女31名(平均42.5歳)に、1週間試したところ、
睡眠の質改善とストレス軽減効果が確認できました。
使用したアロマ
・森林ブレンド
ヒノキ、クロモジ、ホワイトティー等の天然精油のみを配合

・ラベンダーブレンド
ラベンダー、マジョラム、ローズ等の天然精油のみを配合

調査結果

アンケート調査によると…
森林ブレンドを使用した 15人中12人(80%)
ラベンダーブレンドを使用した 16人中9人(56%)
が、シール使用により睡眠が改善した、と回答したそうです。
今回の発表により、
アロマの芳香浴によって“睡眠の質の改善”に期待ができることが実証されました。
アロマテラピーが睡眠に役立つ理由
「体内時計」に関わる自律神経やホルモン分泌などのバランス調整を行うのが脳の「視床下部」。
香りの情報が「視床下部」に伝わることで、心身のバランスを整えることにつながります。
もっと詳しく知りたい、という方は
アロマテラピー検定で勉強できますよ。

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さらに注目したいのが、
“睡眠”におすすめなアロマといえば、ラベンダーの方が王道であるところ、
今回は、ヒノキの方がよい、という結果になったこと。
アロマ業界にいる私にとっても興味深いです!

ヒノキについて

主な特徴
主に日本や台湾などに産地があります。
抗菌作用や防虫効果があることから、
日本では古くから建築材料として多く使われています。
昔、火をおこす火切り板として使用されていたころから
“火の木”から転じて“ヒノキ”となったそうです(諸説あり)。
科名:ヒノキ科
抽出部位:木部、枝葉
精油抽出法:水蒸気蒸留法
成分:α-ピネン、α-カジノール、δ-カジノールなど
香り
ウッディ―調の爽やかで気品のある
森林のような香りが特徴。
日本人にとっては古くから馴染みのある香りとして、
格別にホッとできる香りですね。
良い睡眠におすすめの理由
リラックス効果
ヒノキに含まれる香り成分α-ピネンを吸入すると、
副交感神経系が優位となって
リラックスできることが実証されています。
木材学会 欧文学術雑誌「Journal of Wood Science」より
このα-ピネンによるリラックス効果が、
“良い睡眠”に一役買っているようです。
おすすめの活用法
就寝前の芳香浴
睡眠の質を上げるためには、
ストレスによって緊張した心身をほぐすことが大切。
寝室や寝具をアロマで香らせれば、
リラックス効果をより高めることができます。
眠っている間も香りが脳に届くので、
リラックス効果が持続して
さらに熟睡できる可能性も。
おすすめアイテム1
ウッドディフューザー
ヒノキの乾燥チップの匂いを嗅ぐと
脳の活動を沈静化し、リラックスできるという報告も。
日本の森で育ったヒノキの間伐材を使用し、
ひとつひとつ手作りで作られているので
おすすめですよ。
おすすめアイテム2
ピローミスト
枕やシーツなどのファブリックに
直接吹きかけて使えるピローミスト。
寝室の空間にシュッとしてもOK。
手軽に使いたい、という人におすすめです。
アットアロマ「スリーピングサポート ディープブレス ピロー&エアミスト 50ml」
ブレンドされている精油
パイン / ヒノキ / ファーニードル / ユーカリ / プチグレン など

まとめ

様々な調査や研究からも
ヒノキのアロマにはリラックス効果があり、
“良い”睡眠をサポートしてくれます。
おやすみまえのリラックスタイムに
ぜひヒノキのアロマを使ってみてくださいね。
寝るときはヒノキの香りで
have a good sleep ☆彡
