

パロサントが気になる…!
パロサント(Palo Santo)とは
南米では“聖なる木”と言われる香木。
その神秘的な香りが邪気を払い、幸せと呼ぶと信じられています。
2021年には俳優のディーン・フジオカさんがとある舞台挨拶の際、
自分の“三種の神器”(お気に入りアイテム)として
「ようかん・コーヒー・パロサント」
と答えたことからも注目されました。
今回は、そんなパロサントの楽しみ方をぜひ紹介したいと思います

パロサントってなに?
どうやって使えばいいの?
など、パロサントに興味がある方のお役に立てれば幸いです。
この記事の信頼性
この記事を書いている私は、美容・アロマ業界10年以上の元美容部員。
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザーの資格を持っています。
普段はアロマに関するPRの仕事をしています。
もくじ
Foretmentのパロサント おすすめポイント

今回は「Foretment」というブランドのパロサントを購入しました。
そのおすすめポイントをご紹介しますね。
おすすめポイント
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見た目
- 中身
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こだわり
-
精油も一緒に買える
-
サスティナブルな点
見た目

まず見た目がとってもオシャレじゃないですか…?
これだけ置いてもインテリアとしても映えますよね。
シンプルなラベルが貼られたガラスのボトルに入っています。
ちなみに、今回はネットで購入しました。

ガラス製品だけど配送の時、大丈夫?
と心配の方も安心です。

ちゃんとこういった黒い筒状の包装にジャストサイズで収まって届きました。
包装が丁寧なところもポイントが高いですよね。
中身

中身もチェックしていきます。
ガラス瓶の中身
-
スティック状のパロサント ×6本
- パロサントの木くず
ポイントは木くずも入っているところ。
細かい木くずが入っているからこそ、
繊細なパロサントの香りがより感じやすくなっています。
スティック状のパロサントはそのまま香りを楽しんだり、
火をつけて煙からも香りが楽しめそうです。
こだわり

「Foretment」は東京・代官山にアトリエがあるそうです。
「Foretment」のパロサントはペルー産。
ペルーから届いたパロサントは「Foretment」のアトリエで1本1本丁寧にカットされています。
ペルーではなく、日本に届いてからカットすることで、
少しでも香りが長持ちするようにこだわっているようです。
また、パロサントはペルーのインカ帝国の時代から
宗教儀式などに用いられていた、という歴史があります。
機械を使わず、手斧で1本1本カットしているのにも、
そういった古い歴史を敬い、継承するようなこだわりもあるようです。
一本一本が不揃いなところにも、どこか歴史のロマンを感じます…!

精油も一緒に買える

「Foretment」では珍しいパロサントの精油も取り扱っています。
パロサントの精油2種
-
パロサント エッセンシャルオイル ウッド
-
パロサント エッセンシャルオイル フルーツ
今回は2種どちらも購入してみました。
パロサント エッセンシャルオイル ウッド

精油データ
品名:ブルセラグラベオレンス木油
内容量:8ml
学名:Bursera graveolens
抽出部位:木部
原産国:ペルー
パロサントの木部から抽出されたエッセンシャルオイルです。
香り
ミルキーで濃厚なウッディ調の香りがします。
甘味の中にも森林のような香りも感じました。
ミルラのような樹脂系の香りに似ている気がしましたが、
ミルラが樹脂から抽出されているのに対し、
パロサントは木部から抽出されているという違いがあります。
そのため、やや森林のような香りがするのも特徴だと思いました。
パロサント エッセンシャルオイル フルーツ

精油データ
品名:ブルセラグラベオレンス果実油
内容量:8ml
学名:Bursera graveolens
抽出部位:果実
原産国:エクアドル
パロサントの果実から抽出されたエッセンシャルオイルです。
香り
若々しく少し青みがあり、スーッと爽やかな香りがします。
どこか山椒のような少しスパイシーな香りもしました。
ウッド(木部)とは全く異なる香りです。
いくつかの香りがブレンドされたような、奥行きのありながらも爽やかな香りが印象的です。
他の精油とのブレンドすることで、もっと香りの可能性が広がりそう!

サスティナブルな点

実はこのパロサント、ワシントン条約の保護対象となっているため、
製品のために伐採するということはなく、
森の中で自然に枯れたものだけが製品化されているそうです。
人工的な香料を使わずに、パロサントの木がもつ香りそのもので
芳香浴などが楽しめるので、環境にもやさしいといえますね。
パロサントの香りの楽しみ方
パロサントの香りを3つの方法で楽しんでみました。
香りの楽しみ方
- そのまま楽しむ
- 削って楽しむ
- 焚いて楽しむ
そのまま楽しむ
ガラス瓶に鼻を近づけて楽しむ

ガラス瓶の中には、パラサントのスティックが6本と木くずも入っているので、
鼻を近づけるとかなり濃厚な香りが楽しめます。
これが一番濃い香りを楽しめる方法かもしれません。
スティックをもって香りを楽しむ

スティックを1本もって鼻に近づけてみます。
ガラス瓶で感じた香りとはまた異なり、木の温もりのような香りも感じられます。
削って楽しむ

削って香りを楽しむ方法があるということで、やってみました。
購入したばかりで香りが劣っていないせいか、
スティックそのままで嗅いだ時と、あまり差がないように感じました。
香りが弱まってきたら、再び楽しむ方法として削るのもアリかもしれません。
焚いて楽しむ

香木やハーブなどを神聖なものとして焚く行為を
「スマッシング(=燻す、の意味)」というそうです。
私も実際にスマッシングしてみました

スティック状のそのままよりも香ばしい香りがしました。
ほどよい煙に包まれ、たしかにどこか神秘的で、邪気がなくなるような不思議な感覚になりました。
また、とても良かったのが、
ほんのり灯る火を見ることでも心が穏やかになれた気がしたことです。
火を見ると落ち着く、というのはよく聞きますが、それを実感しました。
ちなみに、ペルーでは夏の蚊よけにパロサントを焚く習慣があるそうですよ。
もっと香りを楽しむ方法
さらにもっと香りを楽しむ方法があります。
それは、パロサントの精油を垂らすことです。

さきほど紹介した、パロサントの「ウッド」「フルーツ」のエッセンシャルオイルを垂らします。
エッセンシャルオイル「ウッド」を垂らす
もともとのパロサントの木の香りにさらにプラスされ、よりミルキーな森のような香りが立ちます。
エッセンシャルオイル「フルーツ」を垂らす
パロサントの木の香りにフルーツの爽やかさが相まって、複雑な香りがします。
精油を垂らすことで、香りがより長持ちし、空間に広がって楽しめるようになりますよ

注意点

神秘的な魅力あるパロサントの香りですが、注意点があります。
注意点
-
換気を行う
- 火に注意する
- 使用を控えた方がいい人
換気を行う
人によっては濃厚に感じる香りかと思います。
また、長時間同じ香りの中にいると、香りを感じにくくなる場合もあるので、
定期的にお部屋の喚起を行いましょう。
火に注意する
パロサントの木には天然の油分が含まれています。
「スマッシング」を行うとき、思ったより火が大きくなる可能性もあります。
火から目を離さない、早めに火を消して煙で楽しむなど注意が必要です。
また、エッセンシャルオイルには引火性があります。
パロサントに精油を垂らして火をつける行為は大変危険なのでやめましょう。
使用を控えた方がよい人
以下の人は、使用を控えた方がよいでしょう。
使用を控えた方がよい人
- 妊娠中の人
- 授乳中の人
- 3歳未満の乳幼児
- その他持病のある人
やはり香りが独特で濃厚な香りなので、特に妊娠中の方は注意が必要です。
また、子どもがあやまってスティックを舐めたりしないよう、手の届かないところに置いておきましょう。
その他、持病がある人も不安があれば、かかりつけの医師など相談するのもおすすめです。
私自身、小さい子どもがいるので、今回は子どもがいないときに香りを楽しみました。
大人っぽい香りでもあるので、子どもにはあまりおすすめできない香りかもしれません。
ガラス瓶に蓋をしていれば香らないので、インテリアとして置いておくことができますよ。

まとめ

パロサントは、神秘的で濃厚な香りが楽しめて、
インテリアとしても使えます。
パロサントのエッセンシャルオイルを使えば
さらに香りを楽しむことができます。
心を落ち着かせたいとき
瞑想したいとき
邪気を払いたいときにおすすめです。
パロサントの香りが空間を浄化することで
きっと何か幸せをもたらしてくれるかも…?
気になった方はぜひ試してみてくださいね。
パロサントの香りで幸せを呼びこみましょう
